三角ねじをゆるめ、ボディをはずしてみた。中のギアボックスは、モーターとパッケージになっており、コンパクトなだけに扱いにくい。しょせん子どものオモチャだとたかをくくっていたら、思ったよりずいぶんたくさんのギアが組み合わさっている。そういえば、スイッチは二段階で、速度も変化するようだ。その仕組みも入っているはず。しかも、モーターとギアボックス、電池の接点まで、成功にワンパッケージになっており、修理のことは考えていないような作り。ハンダゴテがないと分解もできない。
ギアボックスの状態で電池をつないでも動かないので、やはり分解するしかなさそうだ。
久々に工具箱からハンダゴテを出して来て、ハンダヅケの部分を外して行く。ギアボックスの中にスイッチも組み込まれており、どうしてもバラバラにしないといけない。しかし、いったんばらして、また元に戻せるのか? 少々不安になりながら、逐一デジカメで写真を撮る。いざとなったら写真を参考に戻して行こう。
ギアボックスのオイルがスイッチ接点にもくっついており、そこに絨毯の毛などが加わり接触不良を起こしているようだ。診察室からアルコールを持って来て、部品を全てアルコールで拭いて行く。
どっかに飛んで行きそうな小さなスプリングや、大小様々なギアと格闘しながら、何とか組み上げた。スイッチや電池接点の部品をハンダヅケして、ドキドキしながら電池をいれてみる 。スイッチオン! モーターが軽快な音で回り始めた。ギアも、ちゃんと連動しているようだ。車軸も回っている。二段階のスピード切り替えも大丈夫。「やったぁ!。」後は車輪をつけて車体に戻すだけだ。
しかし、ギアも含めて、部品を全部アルコールで拭きあげたので、少しオイル足さなきゃな。
ここで、ゴール間近だと思っていた僕を、新たな不幸が襲うことになろうとは、想像だにしてなかった。
続く
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