2013年2月4日月曜日

小学校で授業

  木曜午後に、近所にある荘島小学校に授業に行ってきました。僕が卒業した小学校です。大きなイチョウの木が、あの頃と変わらずにどーんと立っています。毎年校医として訪問する場所でもあります。 今回は、6年生相手に、「命のエネルギーはどこから来るか」という授業するためでした。校長先生、養護の先生にこちらからお願いして実現しました。前日、できるだけ子どもたちの気持ちをひき付けるようにと、なんとか準備をしました。いつもの専門職相手の講演よりずっと時間は短いのに、なんだか緊張していました。
みんな真剣に聞いている。手もよく上がる

 モーターは電池をつないで動く。冷蔵庫や掃除機はコンセントから。風車は風、水車は水。そんな力を使って動いているけれど、みんなの手足や心臓は、何を使って動いてるんだろうということから話を始めました。授業中、僕は「うんこ」と言うのに、子どもたちは「排泄物」と言うのが面白かったな。

 話の後は、持って行っていた聴診器で、みんなに心臓の音を聴いてもらいました。自分の心臓、友達の心臓、そして私の心臓。二つずつの音が整然と並んでいるのを、初めて聞いた子どもたちは、楽しそうにみえました。
 最後は、自分の身体、他人の身体、どちらも大事にしたいよねと結びましたが、うまく伝わったでしょうか。

胸に聴診器を当て、かわりばんこに聴かせてみる
次の日さっそく養護の先生が医院にみえました。子どもたちの感想文、それから私に宛てたお礼の文集が出来上がっていました。
感想文の中から、いくつか抜粋
校医さんとして、私たちを六年間ささえてくださって、ありがとうございます。
人間は太陽のエネルギーで動いていることを初めて知りました。
心臓の音がどくんどくんとすごかったです
うまれて初めてちょうしん器をはめて、自分の心臓の音を聞いて、なかなか出来ないすごい体験が出来てよかったです。
今日の学習を生かし、自分の命を大切にして生きていきたいです。
僕も医者になりたいと思います。

こんな感想もあった
吉永先生も、お体に気を付けて、お元気でいてください。
これからもお体にきをつけて、むりをせずにがんばってください。
先生は、入試を超えてきているのですごいと思いました。

6年生にもなると、それぞれいろいろ思うこともあるんだね。
新たな元気をもらった気がしました。
また新年度、新しい子どもたちと出会うことを楽しみに、健診に、授業にと行きたいと思います。


1 件のコメント:

  1. ひょんなことで先生の楽しいブログ発見!ありがとうございました。次回の出前授業楽しみにしています。

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